* sysutils/libcdio で ATAPI CD/DVD ドライブを開くときの注意
root 権限でしか libcdio やそれに依存するアプリケーションが利用できないことがずっと謎でした。 libcdio バージョン 0.83 時点での回避策/解決策をメモします。
続きを読むGIMP 2.8.2 リリース! 2.10 系はどうかな?
今週 GIMP 2.8 は最初のバグ修正リリースを出しました。 これについて Libre Graphics World http://libregraphicsworld.org/ が興味深い記事 http://libregraphicsworld.org/blog/entry/gimp-2.8.2-released-what-is-up-with-2.10 を載せたので拙訳ながらご紹介します。
Alexandre Prokoudine 2012年8月24日
LibreGraphicsWorld の MyPaint 1.0 の記事
MyPaint というお絵描きソフトウェアがバージョン 1.0 になりました。 おめでとう。 先週のものになりますが、 LibreGraphicsWorld にインタビュー記事が載ったので、 全文の和訳を拙文ながらご紹介します。
MyPaint 1.0: こんなすごいのみたことない
(http://libregraphicsworld.org/blog/entry/mypaint-1.0-there-can-never-be-too-much-awesomeness :原文 MyPaint 1.0 there can never be too much awesomeness: Alexandre Prokoudine 2011年11月24日)
[翻訳][Qt] Qt4 の linguist で上手に査読
linguist は Qt ツールキットに入っている翻訳支援プログラムです。 Qt 公式の翻訳ファイル用 .ts 形式はもちろん、 gettext の .po 形式も扱えます。
翻訳支援プログラムの代表的なものに、 Windows で PO ファイルが編集できる POEdit や、 KDE の Lokalize (有名な KBabel の後継) があります。 Gnome には GTranslator があるそうです。
ただし私は専ら vim を翻訳作業に使っているので、 あまりたいしたことは申せませんが、 これらのツールにはつぎのような特徴があるのを知っています。 POEdit はうっかりすると msgstr 行が改行なしに長く延びてしまうきらいがあるのが難点です。 Lokalize は機能が豊富であり、 複数の翻訳ファイルにまたがる作業をプロジェクトという大枠でまとめて各進捗をグラフ化したり用語統一の支援を行なってくれますし、 参照のため UI メッセージが書かれた元のプログラムソースを抽出したり、 UI デザインファイルに基づくダイアログ等のウィンドウを再現してくれます。 残念ながら最後に挙げた GTranslator を使ったことがなかったので今試してみたところ、 PO ファイルに msgctxt 行があるとエラーを訴えて開きません。 これでは使えません。 また、 UI デザインツール Glade で書き出された UI デザインファイルは読み込めませんでした。
さて linguist は Lokalize ほどの機能はないものの、 UI デザインファイルの再現も、 ソース参照もできます。 しかも他の言語の翻訳ファイルを同時に開く機能があるので、 英語以外の訳文も参照できるところが魅力です。
前述したとおり執筆にはまったく利用していない私でも、 査読作業やコード参照などの場面ではこのようなツールをとても重宝しています。
思いついた改良
linguist の入手は Qt がクロスプラットホームなので簡単なうえ、 軽快に作動できる利点もあります。 それを理解しつつも追加で欲しい機能があります。
- フォントの設定
- 訳文の記入欄と参照用のソース抽出枠や類似対訳表などに使われるフォントが、 メニューなどの UI と同じ共通標準フォントに固定されています。 もちろん qtconfig で変更すれば即座に替わりますけれど、 やはり編集用区画や参照用ソースコード表示は UI とは別のフォントを選びたくなります。 そのため各内蔵ウィンドウごとにフォントが指定できる機能があると良さそうです。
- 利用状況参照画面をタブ化
- 使われる場面により訳語を変えなければうまく通じないこともある翻訳の世界において、 ここで示される利用状況の情報が重要であるがゆえに、 元テキストが現れるコードが複数ヶ所あればそのどれをも参照する必要があります。 ところが linguist の仕様は最初の登場箇所のみを参照表示するだけで、 複数の利用があるかどうかさえ教えてくれません。 理想としては参照コード表示もしくは UI 再現表示が複数あればこれらをタブ化して提示しつつ登場数も表示されると助かります。
改造の詳細
フォント設定メニュー項目を「表示」メニューに追加する。 QFontDialog を使う。
MainWindow クラスの m_sourceAndFormView は QStackedWidget から QTabWidget に変更する。 参照元ファイル名と行番号を収めた Reference クラスをリストにしたものが TranslatorMessage クラスにあるので、 それを MessageModel クラスのメソッド経由で MainWindow 内まで引っぱってきて参照する。 参照元ファイルごとにページを作成して、 UI 対訳を移動するたび関連するものだけ表示させ関係のないものは隠すが閉じない。 これらを使い回しハイライト行だけ変化させる。 開いたすべてのページは翻訳ファイルを閉じたときに一斉に delete する。
UI 編集エディターのツールチップも参照元を複数表示できるよう改造する。
結果
スクリーンショット(外部リンク) https://picasaweb.google.com/lh/photo/mmc1R09i9TnHSrj6hzUWSg?feat=directlink
コード変更のパッチをふくめ qtbugreports に報告しました(命知らず) https://bugreports.qt.nokia.com/browse/QTBUG-21393
追記 (2011年2月7日)
qtbugreports に提出したパッチはビルドが通らないので、 代わりに http://www.geocities.jp/ss2pxd1c/linguist-codeview.diff.bz2 こちら をどうぞ。
冷凍冷蔵庫の食料保存知識を高めて浪費を抑えたい
東北関東大震災で犠牲になられた人々のご冥福をお祈りします。
関東地方の輪番停電のニュースを見て大勢の方が交通機関が利用可能なのか勤務はあるのかなどいくつもの不安をかかえているのを知り他人ごとではないと感じました。 とりわけ冷凍冷蔵庫の食料が心配で処分廃棄すべきかどうかは私も悩みます。 上手な使い方はたいてい取扱説明書に解説されていると思いますが、 テレビでもういちどおさらいできるようであれば無駄に食料を捨てずに済むと考えました。
たとえば停電している間の保冷持続時間や、 食品の種類ごとに異なる適切な保存温度はどれくらいで許容範囲はどの程度かといった具体的なレクチャーを繰り返し流していただければありがたいと考えます。 冷凍冷蔵庫を製造したメーカーが適切な使用法や節電の工夫を説いたり、 食品安全の専門家や料理研究家が無駄のない管理方法を教えてくださるのを期待します。
今回の停電は東京電力管内の問題ではあるものの、 こういった知識はあらゆる地域の今後の生活にも充分役だつのに加え、 温暖化ガス排出と食料浪費を抑える効果があると信じます。
壊れたファイルシステムから重要なファイルを救い(掬い)出す
ディスクの分割を誤ってうっかり失くしたファイルを復活させる方法を試しています。
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